生後半年くらいから始まると言われている夜泣きですが、数日間だったり、たまにであればまだ耐えられても、続いてくると本当にしんどいですよね…。
なんとかしたい!と調べていくとたくさんの方法が見つかると思います。今回は、そんなたくさんある方法の中でも、「基本的なことを一通り試してみたけどおさまらない」という人に試してみてほしい方法をまとめました。
一つでも効果があるものが見つかればいいな思います。
この記事の内容
1.どうやってもおさまらない!そんな夜泣きに困ったらぜひ試してほしい対策 4選
夜泣き対策で検索すると、様々な方法が見つかります。
- 生活リズムを整える
- 朝日をあびる
- 外でたくさん遊ばせる
- スキンシップをとる
- マッサージをする
などなど、本当に色々試してきました。ですが、それらはうちの子には全く効果がなく、3歳半まで夜泣き対応に追われました…。
3歳半まで夜泣きをする子は少数派だと思いますが、基本的なことは何を試しでも効果がないという、かつての私と同じような人は結構いるのではないかと思います。
夜泣き対応に疲れ果ててしまったという人に、試して見て欲しい方法を4つご紹介します。
1-1.笑顔の無言療法
我が子が夜泣きがおさまったのは、言葉がスムーズに話せるようになってきて、思っていることを言語化出来るようになったからだと感じました。
寝る前に、その日の出来事を一緒に振り返って頭の中を整理することで、段々とおさまっていきました。
ここでご紹介する「笑顔の無言療法」を見つけた時、あーこれ知ってたら良かったと思いました。我が子はHSCなので、普通の1日を過ごすだけでも、色んな刺激で頭がいっぱいいっぱいになりやすいです。
私の声掛けも刺激になっていたんだろうなと気づきました。
「育児の原理」にはもう一つ夜泣きの治療法が書いてありました。それは「笑顔の無言療法」。神経質な赤ちゃんに言葉をかけすぎると夜泣きが始まることがある。もしこれといって夜泣きの原因が見当たらない場合、言葉のかけすぎを疑って、1週間くらい“だんまり作戦”という無言療法が効果あることがあるのだそうです。これは声を出さないで笑顔だけで赤ちゃんに接し、かまわれすぎて高ぶった神経を鎮める治療なのだとか。赤ちゃんの夜泣きでお困りの皆さん、一度試してみてはどうですか?
「治ったら普通の態度で接すること」とただし書きもありました。(夜泣きに「笑顔の無言療法」【1】より)
刺激と言ってもいろいろあり、それら全てを減らすとなるとかなり大変ですが、言葉がけを控えめにするこの笑顔の無言療法は、すぐに取り入れられるので、とてもいいなと思います。
この他、原因別の夜泣き対策について知りたい方はこちらへ。
1-2.乳酸菌サプリ
続いては、乳酸菌サプリです。これは赤ちゃんに飲ませるものです。
こういうものがあります。
1日5滴を目安に、ミルクや離乳食に混ぜて飲ませます。腸内環境が整うことで、情緒の安定も図れ、夜泣きが穏やかになると言われています。
詳しくはこちらの記事をご覧下さい。
1-3.鍼灸・小児鍼
3つ目は、鍼灸・小児鍼です。
下の子を妊娠中に、帯状疱疹になったりぎっくり腰になったりと散々だったのですが、その時に鍼灸に通った時期がありました。
世間話の中で上の子の夜泣きが酷かった話をすると、次の子も酷かったら小児鍼がオススメだよと教えてもらいました。
鍼にお灸なんて、大人でもちょっと敷居が高いのに赤ちゃんなんて大丈夫なの?と思いましたが、鍼を刺す訳ではなく、触る程度でも効果が期待できるとの事でした。
小児鍼をやってくれるところを探すのが難しいかもしれませんが、お近くにある方はぜひ試して見てくださいね。
1-4.漢方薬
あんまり続く夜泣きに、もう睡眠薬でも飲ませるしかないんじゃ…と追い詰められたことはありませんか?私はあります。
ですが、さすがに赤ちゃんに薬は…と躊躇していました。漢方薬も存在は知っていましたが、苦くて飲ませられないだろうなと諦めていました。しかし、調べてみると赤ちゃんに飲ませやすい漢方はたくさんあります。
夜泣きに効能があるとされる漢方薬は主に5つあります。
- 甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)
- 柴胡桂枝加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
- 抑肝散(よくかんさん)
- 抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)
- 小健中湯(しゅうけんちゅうとう)
これらは小児科で相談すれば処方して貰えます。飲ませ方も様々な方法があるので、詳しく知りたい方はこちらの記事をごらんください。
また、市販薬でも、宇津救命丸(うづきゅうめいがん)や桶谷奇応丸(おけやきおうがん)があります。これらは成分は違いますが、どちらも夜泣きやかんむしのお薬で昔からあるものです。
日本の西と東で流通している薬が違いますすが、どちらかはドラッグストアで見かけると思います。
こちらも飲ませ方などはこちらをご覧ください。
夜泣きに効く薬ってあるの?昔からある宇津救命丸の口コミを調べてみた。
2.長期戦の夜泣きを乗り越えるコツ
ここまで4つの対策をお伝えしてきましたが、それらでも試したその日からすぐ夜泣きがおさまるということはありませんよね。
そんな時に、少しでも寝られる時間を確保すべく試して来た方法が2つあります。
2-1.背中スイッチを刺激しない方法
夜泣き対策ではありませんが、夜泣きをしている子を抱っこして落ち着かせて、ようやく寝たという時に、お布団に置いた瞬間起きるというのはあるあるですよね…。私はこれが怖くて、一時期は抱っこして座ったまま寝ていたこともあります。
ですが、長期戦になるときは、当たり前ですが座って寝るなんてやっていると、早々に体にガタが来ます…そこで、お布団に下す時に、赤ちゃんの背中スイッチを刺激しない方法をご紹介します。
抱っこしてようやく泣き止んだと思ったのに、布団に下ろした途端に泣き出してしまうことってありますよね。それは、背中の環境が変わって「背中スイッチ」が入ってしまうから。赤ちゃんは触覚や嗅覚がとても敏感で、それらが変わると不安になってしまうんです。
そのお悩みを解決してくれるのが、「トッポンチーノ」という小さいお布団です。これがあると、首が座っていない新生児の抱っこも楽ですし、そっと下ろしてもそのまま眠っていますよ。あらかじめママのにおいをつけておくといいですね。
(モンテッソーリ教師とママ医師が教える 赤ちゃんの夜泣きを解決する3つのコツ【2】 より)
モンテッソーリでは、この薄いお布団の上に赤ちゃんを乗せて、そのまま授乳したり抱っこしたりするようです。その薄いお布団のままベッドや敷布団に寝かせると、背中の温度や質感が変わらないために、背中スイッチで起こすということが少ないです。
我が家は厚めのバスタオルを使用していますが、それでも効果があります。バスタオルのまま抱えたり、バスタオルごと授乳クッションに乗せています。
背中スイッチで起きることが無くなるだけで、少しは睡眠時間が確保できるのでありがたいです。
2-2.少しでもまとまった睡眠時間を確保する方法~我が家の場合~
夜泣き対応でしんどいのは、起こされる回数もですが、まとまって寝られないことも大きいですよね。夫が休みの日に寝かせてもらうということもやっていましたが、それだけでは週に1日2日しかなく、ふらふらになってしまいます。
そこで我が家では、夫婦で時間差で寝るようにしていました。夫には22時~4時頃までで6時間寝てもらい、4時に交代して、夫の出勤時間まで私が寝るということをやっていました。そうすれば、少なくとも3時間はまとまって寝られるので、長期戦になってくれば来るほどこの3時間が生命線でした。
3.まとめ
今回は、生活リズムを整える、外で遊ばせるなどの基本的な対策が効果なかった人のために、4つの方法をご紹介しました。
「夜泣きは長くてもせいぜい数年間だから頑張って」と当時は色んなところで言われました。
当事者でなければそうかもしれませんが、2時間もまとまって眠れないことが年単位で続くなんて頭がおかしくなって当然の状況だと思っています。
環境的に頼れる人がいなかったり、旦那さんすら激務で1人で耐えているママも少なくないと思います。今回紹介した方法を試しつつ、ぜひ自分が休めるようにも動いて欲しいなと思います。
託児所でも一次保育でもなんでもいいので、1人で頑張らなくていいから、頼れる先が一つでも多い環境で子育てができる人が増えることを願っています。
【参考サイト】