自己肯定感の高い子に育てたい、そう願う親は多いですよね。もちろん私もその1人です。
その肝心の自己肯定感ですが、子どもの自己肯定感を育てようとして思っても、実際はどうしたらいいの?と疑問に思ったことはないでしょうか。
今回は、自己肯定感を高める子育ての言葉かけに注目してみたいと思います。
1.子どもの自己肯定感を高めるために今日から出来る言葉かけ
1-1.明言素と暗病反
このポスターを見たことがある人も多いのではないでしょうか?ヒューマンウェア研究所の清水英雄さんという方が提唱されているものだそうです。
言葉には「明元素言葉(めいげんそ)」と「暗病反言葉(あんびょうたん)」とがあ「明元素」とは明るく元氣で素直で素敵という意味であり、「暗病反」とは暗くて病的で反抗的という意味があるようです。
妊娠中、自分がされてきた子育てを振り返ったことがありました。親を始め周りの大人たちから、どちらの言葉を多くかけられてきたか考えた時、明言素よりも暗病反が多かったなと気づいたんですよね。
そして自分がその時か使っている言葉も暗病反が多かったです。子どもは周りの大人の言葉を自分のものとして大きくなると思うので、それならば、明言素の言葉をあびせて育てていきたいですよね。
この、明元素を意識して子育ての中に取り入れていくことがとても大事だと思います。
1-2.子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせとは?
続いての言葉かけはこちらの本をご紹介します。子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせと、自己肯定感を下げてしまう悪魔の口ぐせがエピソードと共にわかりやすく書かれています。
素敵な言葉がたくさんあって、全部オススメしたいところですが、ここでは、「あーそれよく言ってしまってるわ」と思った言葉をご紹介します。
マラソン大会で3位だった時
順位に関係なく褒めようと思って、つい言ってしまっているなと思いました。このエピソードでは、言われた男の子は「うん…」と呟いて部屋に言ってしまったそうです。
うちの子にも、1位になれなくてしょげている時に何度も言ってしまった言葉です。その度に、微妙な顔をしていたなと思い出しました。
1位になりたくて頑張ったけど取れなかった悔しさや、3位で褒められたけど、うれしくない、そんな微妙な心境になっていたのかもしれません。
天使の口ぐせはこうです。
確かにこう言われたら、1位は取れなかったけど、マラソン大会に向けて頑張ってきた気持ちが認められて、悔しい気持ちは変わらなくても微妙な心境にはならないかなと思いました。
また、自己肯定感についてこのようなエピソードもありました。
高く見積もられがちな子どもの自己肯定感
講演会では、私から客席の皆さんに質問をすることがよくあります。その一つは、「皆さんの自己肯定感は、100 点満点中何点ですか?」というもの。続けて、「では、お子さんの自己肯定感は何点だと思いますか?」と尋ねます。すると毎回、お母さんの点数より子どもの点数のほうが高い人が多いのです (子どもお母さん)。
この結果から多くのお母さんたちは、「我が子は自分よりも自己肯定感が高い」と思っていることがわかります。ですが、実はこれは、お母さんの思い込みです。なぜなら、お母さんと子どもの自己肯定感はイコールの関係にあるからです。
白崎あゆみ著,『子どもの自己肯定感が高まる天使の口ぐせ』【1】
これは本当にその通りだなと感じました。確かに私も、母親である私の自己肯定感よりも、息子の自己肯定感の方が高いと思っていました。そっか、イコールなのか!とハッとしました。
どこかで、息子の方が自己肯定感が高そうだから大丈夫だろうと思ってしまいがちですが、息子もそうは見えなくても同じくらい傷つくんだと心に留めておかないとなと思いました。
2.まとめ
今回は、自己肯定感を高める言葉かけについて2つご紹介しました。
書いていても改めて、言葉かけって難しいなと感じました。私自身、息子に対して、何が出来なくても苦手でもいいから、自己肯定感だけは育ててやりたいと、産まれてから関わってきました。
でも、そんなに簡単な事じゃないですよね。きちんとしてやりたいとおもえばおもうほど、壁にぶつかる度に、こんな母親じゃ息子の自己肯定感は育てられないかも…と不安になることも多いです。
やはり子育ては、親も無理せず肩の力を抜いて関わるくらいが大事なんだなと思います。子育て中に余裕を持つのはなかなか難しいですが、息子たちを大切にするのと同じくらい、私自身も大切にしていきたいと思います。
【参考文献】