現在3歳半の息子は、3歳になる直前までほぼ毎日夜泣きをしていました。
今でもたまに夜中に泣くことがあります…
寝不足も年単位となると、疲労が蓄積しすぎて大変なことになります。
どうにかならないかと試し続けてきて、夜泣きの原因の一つに悪夢を見ることがあるとわかりました。
今回は、悪夢を見て夜泣きする時のことを書いてみます。
この記事の内容
1.子供が夜泣きをするのは悪夢を見ているから?!
夜泣きはまだわかっていないことが多いですが、息子が夜泣きをしていた頃のことを考えてみると、悪夢をみて泣いていることはよくありました。
まだ喋れない頃は、怯えていたり、パニックになっているようで、怖い夢でも見ているのかなと想像していました。
話せるようになってくると、「かいじゅうが出た」「怖い夢を見た」というようになり、あーやっぱり悪夢で泣いていたのかとわかりました。
2.悪夢を見る原因とは?
夢についてもまだわかっていないことのほうが多いです。
ここからは私自身の経験からの考察です!
悪夢を見る原因の一つに、起きている間の刺激過多があるように思います。
脳は寝ている間に、頭の中の情報を処理しているそうです。
夢はその過程で見るものであり、夢を見ることによって、処理しきれなかった情報、記憶を整理することができると言われます。
「つらい」「怖い」というマイナスの情報を咀嚼するために悪夢を見るという説もあります。
悪夢を見ることによって、それらと調和を保っているって人間の脳はすごいですよね。
刺激過多になるのは、誰でもあることですが、日常的に刺激過多だと悪夢を見る頻度は増えそうです。
2-1.刺激過多になりやすい子がいる?
夜泣きで悩んでいた頃、児童館や支援センターであったママたちに夜泣きはどうか、よく尋ねていました。
すると、みんながみんな夜泣きをするわけではないですし、あまりに激しい子はどちらかというと少数派でした。
では、どんな子が刺激過多になりやすいのでしょうか。
発達障がいやHSCの子は刺激過多になりやすいと言われます。
我が家は息子がHSCで、私もHSPです。
なので今回は、HSCについて見ていきます。
2-2.ひといちばい刺激を受けやすいHSCとは?
HSCとは、Highly Sensitive Childの略で、ひといちばい敏感な子という意味です。
さまざまな刺激に敏感に反応し、感覚や人の気持ちにもとても敏感です。
- ちょっとしたことにも気づく、気遣いに長けている
- 強い刺激に圧倒される
- 多くの人の中にいるとすぐに疲れてしまう
などの特徴があります。
何に敏感かはそれぞれですし、敏感さのレベルもそれぞれです。
また、病気ではないので、診断されるものでもありません。
発達障がいとも異なると言われています。
その敏感さ故に、刺激過多になりやすいです。
3.悪夢にできる対策は?
息子がHSCだということと、悪夢を見ていることに気づいて、試したことがあります。
- 何が特に刺激になっているのか観察する
- 刺激になっていることを避ける
- 寝る前に、その日の出来事を振り返る
息子の場合は、怒っている人が側にいた日と、子ども同士で激しく遊んだ日でした。
例えば、児童館などで子どもに怒っているお母さんに出会った日や、従兄弟と思いっきり遊んだ日などは、泣き叫び方がすごかったです。
ここで気づいたことは、刺激になるのは、悲しい、苦しい、つらいと言ったマイナスの感情だけでなく、楽しかったことも刺激になることでした。
どちらも、すべて避けるのは不可能ですよね…
避けようとするなら、人がいる場所には近づけなくなってしまいますし、楽しい思いもさせることができません。
そこでやってみて、1番効果が実感できたのが、1日を一緒に振り返ることでした。
ここで大事なのは、気分を無理にポジティブに変える必要はないということです。
「それが怖かった。嫌だった。つらかった」その気持ちをそのまま受け入れて、そうだったんだね、と言葉にする感じです。
脳が夢を見ることで行うであろう作業を、寝る前に少し意識的に行うことで、情報が少しでも整理されたのかもしれません。
また、言葉にできるのであれば、子どもに話してもらうのがいいですが、
夜泣きをする年齢はまだ話す前のことも多いですよね。うちも話し出す前は、きっとこう感じてただろうなという気持ちを代弁していくことでも効果がありました。
3-1.なぜ試そうと思ったのか
そもそも、なんでそんなことを試そうと思ったのか、それは私自身がやってきたことだったからです。
私も幼い頃から悪夢を見てきました。
長年悩んでいましたが、大人になって色々調べて、夜寝る前に簡単な瞑想をするようになってから悪夢が減りました。
息子に瞑想をさせることはまだ無理でも、同じことを親ができるのではないかと思い、試してみたのがきっかけです。
大人の場合はこんな感じです。
- 楽な姿勢で座り、目を閉じます。
- 1日の出来事を、テレビの画面に移し出されているようなイメージで、振り返ります。
- ショックだった言葉や、嫌だった出来事が浮かんだら、あえてそれを深く考えるのではなく、「そっかーそれは嫌だったね」と自分に声をかける
難しく考えることもなくさらっとできるので、親子で悪夢に、悩んでいる場合は試してみてほしいなと思います。
4.まとめ
- 夜泣きの一因として悪夢を見ている可能性は高い。
- 悪夢を見ることが悪いとは限らない。
- 悪夢が原因で夜泣きをしているなら、日中の刺激をなるべく減らす、寝る前に振り返りをすることが有効。