「生きていく上で自己肯定感が大事とよく聞くけど、自己肯定感ってよくわかりません。
自己肯定感が高い人、低い人ってどんな人なんでしょうか?」とよく聞かれます。
自己肯定感が高い人、低い人の特徴や、自己肯定感にまつわる誤解をまとめました。
1.自己肯定感が高い人と、低い人の違いとは?
自己肯定感が高くなると、
「いつも元気に明るく、みんなと仲良く、仕事もできる」
というようなイメージを持つ人が多いようですが、それは誤解です。
自己肯定感が高まる、というのは、必ずしも「元気に明るくなる」ことではないと思っています。
自己肯定感について詳しく知りたいという方はこちらをご覧下さい。
https://yawanon.com/自己肯定感-生きづらい-高める-習慣/
1-1.自己肯定感が高い人の特徴
自己肯定感が高まるとどうなるのか、具体例を挙げてみます。
- 自然体でいられる
- マイペースになる
- 心に余裕がある
- 自分に正直
- 素直な気持ちでいられる
- 生きやすい
- 呼吸が深くなる
- 体の力が抜ける
例えばこれらのことです。
内向的でかつ、自己肯定感が高い人は、
たぶん「いつも元気に明るく」とはならない(そんな風には振舞わない)と思います。
「内向的な自分は、このままでいいよね」と思えれば、
むしろ無理に明るく元気にふるまうことはしないでしょう。
もちろん、明るく元気な時もあるでしょうが、それは、あくまで無理のない程度で、です。
時には疲れることがあっても「疲れたから休もう」と思える。
きちんと、心と体を休め、力を抜くことの必要性を知っていて、実際に力を抜ける。
一人静かに過ごし、そんな自分のペースを大切にできることが、自己肯定感です。
もちろん、外向的で、自己肯定感が高い人は、みんなと楽しく過ごすことが自然体でしょうから、
それは別に無理をしているのではなく、そうやって気持ちを発散させているので、
それはそれで、無理のない、自然体としての過ごし方です。
また、自己肯定感が高い人は、決していつも明るく元気ではなく、
- 悲しいときはしっかり悲しみ
- つらいときは、適切な人に支えてもらい
- 泣きたいときは泣いて
- 笑いたいときに笑う
一見当たり前のようですが、その時その時の自分の気持ちに正直でいることは、
なかなかに難しいことです。
1-2.自己肯定感が低い人の特徴
反対に、自己肯定感が低いと、自分の感情も否定しがちなので、
- 悲しいのに、悲しみを押し殺してしまう
- 泣きたいのに泣けない
- 怒りたくても、怒れない
- 嬉しいときも、喜ぶことになぜか罪悪感を抱いてしまう
- いつも作り笑いで、心配されても、いつも「大丈夫」と答えてしまう
こういう人も多いです。
内向的で、自己肯定感が低い人は、自然体の自分でいることが苦手だと思います。
学校や社会では、
- 明るく元気がいい
- 社交的
- みんなと仲良くできる
- 人前でハキハキ喋れること
こういうことで評価されがちですよね。
だから、内向的な自分を否定してしまって、周りにどうみられるかを過度に気にしてしまい、
自分のペースじゃなくて、周りに合わせて過ごしてしまう。
無理にでも、明るく、元気にふるまい、疲れてしまって、休もうと思っても休めない。
体の力を抜く感覚が分からない、呼吸がいつも浅く過呼吸になりやすい。
これだと生きづらいですよね。
そんな生きづらさで悩んでいる人は、少なくありません。
2.自己肯定感が低くて生きづらい人におすすめしたいこと
では、そんなふうに自己肯定感が低くて生きづらい人はずっとこのままなのでしょうか?
そんなことはありません。
自己肯定感は今から育てていくことができます。
自己肯定感が低くて今が生きづらいのはというのは、
育った環境などで、感情を表に出せない、あるいは感情を出しにくい経験が多かったがゆえの、
自己防衛本能だと思います。
そういう人はまず、
- 自分はずっと我慢してきたんだな
- ずっと我慢しながら、頑張り続けてきたんだな
などと、押し殺してきた本音、否定してきた感情の存在に気づけると、ちょっとラクになると思います。
いきなり自分の気持ちに気づくということは難しいことなので、
精神科医やカウンセラーや力を借りるのもいいと思います。
これに関しては亦別の記事にも書きたいのですが、自分の本音に気づくきっかけの1つとして、
自分の気持ちに、「本当にそうなの?」と問いかけてみるといいと思います。
3.まとめ
自己肯定感の高さは、外から見わかるまのではありません。
むしろ、外からどう見えるかを、あまり気にしなくなることが、自己肯定感の高さともいえるかもしれません。
周りにいろいろ言われることもあるけど、何を真受けにして、何はあまり取り合わないかは、自分で選ぶ。
自分のペース、自分の気持ちを大切にしよう。
そんな感じで、生きづらさが和らぐといいですよね。
コメントを残す