子どもを育てる上で大切なことはたくさんありますよね。
そんな中でも、心の土台と言われる自己肯定感がとても大事だと言われます。
本や、いろんな人の言葉で、「あぁ確かに大事だよね。自己肯定感をしっかり持てる子に育てたい」と思う親は多いと思います。
しかし、「大事なのはわかったけど、知れば知るほど、親の私の自己肯定感が低いこともわかった。子どもへの影響が心配」という声もよく聞きます。
今回は、親の自己肯定感が低いんだけど、大丈夫?どうしたらいい?そんな疑問に、自己肯定感が低かった私がお答えします!
この記事の内容
1.親の私が自己肯定感が低いと感じる…私が親で大丈夫?と心配になる人へ
結論から言うと、親の自己肯定感が低くても子どもに問題はありません。
親の自己肯定感が低いと、子どももそうなってしまうのでは?と思われがちですが、そんなことはありません。
むしろ、自己肯定感が大事だけど、自分の自己肯定感か低くて心配と、こうした記事にたどり着いてくださった時点で、そんな親が側にいてくれる子どもは幸せだと思います。
でも、自己肯定感の低い自分がどうやって子どもの自己肯定感育てて言ったらいいんだろうと不安に思われる方もありますよね。
まず、親の自己肯定感が低いことで困ることはあるのか。そこから書いていこうと思います。
2.親の自己肯定感が低いとどうなるの?
親自身の自己肯定感が低くて困ることがあるとしたら、2つあります。
2-1.自己肯定感を育てる接し方がわからない
1つは、自分自身が、自己肯定感が育つように育てられていないから、子どもにどう接することが、自己肯定感を育てられるのかわからない、ということです。
今現在、自己肯定感が低くて生きづらさに悩んでいる人は、
幼い頃から、
大人の顔色を伺って、
自分の感情に蓋をして、
わがままを言わないように、
頑張って頑張って生きてきた人が多いのではないでしょうか。
自分と同じ苦労はさせたくないと思っても、じゃあどうすればいいのと悩みますよね。
私は、子どもの頃自分が言って欲しかった言葉を息子に言うことを心がけてきました。
いつもいつもは無理です。でも気づいた時はできるだけ。
そうするためには、まず、親からの言動で、何が嫌だったのか、何が嬉しかったのか、書いてみることをオススメします。
2-2.親がつらくなりやすい
2つめは、親自身がつらくなりやすいことです。
自己肯定感の低い人は、境界線が薄いことが多いですよね。
子育てしていると、子どもの言動に対して、周りの大人達が色々なことを言ってきます。
- 母乳で育てた方がいい
- 3才までは家で見た方がいいのでは?
- すぐ泣くのは怒られなれてないからだ
- 偏食はわがままなだけ
などなど挙げればキリがないですよね…
こういうことを言われた時、自己肯定感のある程度しっかりしている人なら、
「そういう考えの人もいるかもねー」と受け流すことも出来ます。
しかし、自己肯定感の低い人は、こういう言葉一つ一つに動揺しがちです。
そして、「言われた通りかも。私は親失格なんじゃないか」と悩んでしまうこともあります。
時間はかかりますが、親自身の自己肯定感を育てたり、境界線を意識する練習をしていくと、とても楽になれます。
3.自己肯定感の低い親が子育てをする上で一番大切なこと
私自身、ほんの数年前まで自己肯定感が限りなく低くて、ただ毎日を生きることがとても大変に感じていました。
それから数年、自己肯定感を育て直してきて、今はすごく楽に生きることができるようになりました。
そんな私が思う、自己肯定感が低い人が子育てをする時に一番大切な事は、【親自身が楽になること】です。
自己肯定感が低いと、自分は今のままで生きていていいとなかなか思えないですよね…
「いつも頑張っていなきゃ…でも頑張れていない。こんな自分はダメだ…」
そんなふうに毎日自己否定を繰り返してはいないでしょうか?
まずは、この否定から離れて、心が少しでもホッとできる時間を増やしていくことが、子どもの為にも大切だと思います。
そうなるために今からできることがあります。
自己肯定感は今日この瞬間から、自分自身で育てていくことができます。
確かに時間はかかります。
でも確実に、「私は私のままで生きていていいんだ」と思えるようになっていくので、ぜひ自己肯定感を育てていくレッスンをやってみて欲しいなと思います。
自己肯定感を育てるレッスンの内容については、書ききれないので別の記事に書きますね。
3-1.楽になる魔法の言葉
自己肯定感は育てていけるんだとわかっても、時間はかかるし、どうやって過ごしたら…と思われる方もありますよね。
そんな方には、ぜひこの言葉をオススメします。
「そんなこともあるよね」
「そんな日もあるよ」
たったこれだけか、と思われるかもしれません。
ですが、この言葉は、私が自己肯定感を育て直してきた間、自分自身に言い聞かせ続けて来た言葉です。
そして、我が家では、息子が何か失敗した時、いつもこう声をかけてきました。
すると4才になった今では、私や夫が失敗すると、息子が1番に「そんなこともあるよ、大丈夫だよ」と言ってくれるようになりました。
息子に言われるようになって、この言葉がどんなに安心できるのか身をもって実感しています。
何か失敗した時、落ち込んで誰かに話したとして、
- それは失敗じゃないよ
- 今度から気をつければいいんだよ
私はよくこう言われてきたし、自分自身にも言い聞かせて来たと思います。
ですが、上記は、今度こそ頑張らなきゃと思ったり、もう失敗はできないと焦りも覚えていました。
そんなこともある。
この言葉には、【失敗するそのままでもあなたは大丈夫なんだよ】というメッセージが込められているんだなと感じています。
自己肯定感の低い人は、完璧主義になりがちで、できない自分が許せないという人も多いです。
最初は思えなくても、なにか落ち込むことがあった時に、「そんな日もある」「こういうこともあるよね」とまず心の中で唱えてみてください。
だんだんと、そうだよね、人間なんだからこういうこともあるし、失敗だらけの日もあるんだよね。
それでも私は私のままで大丈夫なんだよね。
と不思議なんですが思えるようになってきます。
ぜひ口癖にしてみてください。