HSPでも発達障害でもないけど生きづらい…もしかしたら内向型かも!?

なんとなく生きづらい、人と違う気がする…と悩んだことはないでしょうか?

病気なのでは?と疑って調べてみても該当はしない。

生きづらさを抱えやすいと言われるHSPには当てはまらない。

どうして自分はこんなに劣等感を抱えているんだろう?と最近まで思っていました。

それが、内向型を知ることでガラッと変わったのです。

今回はその内向型を知る意義についてまとめます。

1.HSPでも発達障害でもないけど生きづらい…もしかしたら内向型かも!?

高木英昌
児童精神科医です。自分を知ることで楽に生きられる人が増えることを願っています。

世の中に、内向型と外向型、2つのタイプがいると言われます。

(両向型もいると言われています)

古くは、カールユングが言い始めたことのようですが、

最近、TEDなどで言われたり、メンタリストDAIGOも紹介したりして、ちょっと話題になりました。

精神科の診療をしていても、自分がどのタイプかを知ることで、

苦手なところで頑張りすぎず、いい意味であきらめやすくなるように思います。

何より私自身も、内向型という概念を知ることでかなり生きづらさが和らいだ一人です。

まずは、私自身の経験からお話ししたいと思います。

2.ずっと自分に劣等感を感じていた

私は、もともと人前で話すことはもちろん、大勢で遊ぶことが苦手でした。

人前で話すときは、異様に緊張するし、なかなか慣れない。

友達にも、自分から話しかけることは少ない。

大勢で遊ぶとなると、みんなのテンションについていけず、

周りのテンションが上がれば上がるほど、自分はむしろ冷めていくような気すらしていました。

何より、人が多いと疲れます。

見知らぬ人の中にいれば、なおのこと。

なるべく一人で静かに、本でも読んで過ごしたい。

だけども、社会や学校からは、「みんなで仲良く」「社交的に」「明るく元気に」といったことがしきりと言われます。

頭では「そりゃあ、そうなれたらいいよね」と思いながらも、そう言われるたびに、どこか疲れる自分がいました。

あまりに高いハードルに感じて「そうなれない自分」に劣等感を抱いていたからです。

転機が訪れたのは、大学入学後。
一人の時間が増え、本を読む時間が増えました。

そして、PCメールを使う機会が増えたことで、メールで文章を書くことが増えました。

ここで、自分は話すのは苦手だけど、書くのは意外と苦手じゃないことに気づきました。

そして書くことで自分の考えが整理されて、自分の考えが深まっていく感じが好きでした。

その後、16パーソナリティという性格診断テストを受け、「仲介者」という結果でした。

これは、内向型、直感型、感情型、知覚型のタイプ。

「内向型」という言葉は以前から知っていましたが、

内向型を「強み」として表現されていることに、とても感動したのを覚えています。

一人で過ごすのが好きなこと、話すよりも書く方が好きなことなど、

自分の今のスタイルを肯定してもらえた喜びと安心は、それまでのコンプレックスを氷解してくれたようにも感じました。

3.内向型を自覚するとどう変わるのか?

自分の強みを自覚できると、苦手分野があってもあまり気にしなくなります。

それまでは、強みには目を向けずに、苦手なところだけを意識してしまっていました。

そして、劣等感を抱えて、自信がなくなっていく。

自分の強みと弱みを知る」ことで、「自分を肯定できる」。

少数派であるHSPを知る意義も似ていると思いますが、

表には出てきにくい内向型という視点も、自分を知り、

自分を肯定して、生きづらさを和らげるためには大切な視点だと思います。

4.まとめ

いかがでしたか?

今回は内向型について、自分自身のことを書いてみました。

HSPでも発達障害でもないのに、なんか生きづらいと、私と同じように感じている人がいたら、

ぜひ内向型についても触れてみてください。

自分自身の見方が変わるかもしれません。

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