今回はタイトルの通り、HSPなんて甘えと言われるんじゃと悩んでいた頃のお話です。
この記事の内容
1.HSPなんて甘えと言われるんじゃないかと悩んでいませんか?
私がHSPを知った時、すぐには自分がHSPだと受け入れることは出来ませんでした。
それは、いろんな生きづらさを「HSPだから仕方ないよね」とは思えなかったし、そう思うことが逃げであり、甘えなんじゃないかと感じていたからです。
1-1.結論:自分自身のためなら、HSPは甘えじゃない
先に結論だけ言うと、何かに失敗したり、落ち込んで私なんてダメダメだと自分を責めてしまう時に、
「HSPだから仕方ないよ」と私が私に対して言うことは、甘えではないと思っています。
HSPの敏感さゆえに、苦手なことは多いんですよね。
その苦手なことで失敗したからといって落ち込まなくてもいい。
私はこういう気質を持っていて、それは苦手なんだからと、
むしろチャレンジできてえらかったねと自分で自分をフォローすることは、すごく大切だと思っています。
1-2.HSPが甘えになることもあるの?
ちょっとキツいと感じる人がいるかもしれませんが、HSPが甘えと相手に受け取られることはままあることだと思います。
それは、
- 私はHSPです
- HSPなので苦手なんです
みたいな伝え方を人にしている場合です。
もしこういう伝え方をしている人がいるなら、今すぐやめた方がいいと思います。
それはなぜか。
HSPは今でこそ名前が知られてきています。
しかし中身をしっかりわかっている人はどれほどいるでしょうか。
当事者でもそうなのに、nonHSPの人に至っては、病気の名前だと思っている人もたくさんいます。
こちらとしは、
「あなたが思う以上に私が傷ついてしまっていて驚かせることがあるかもしれないけど、これは私の問題なので大丈夫だからね」や、
「緊張しすぎてご迷惑をかけるかもしれませんが頑張ります」
と言う気持ちを伝えたくて、HSPなので…と言っていることがきっと多いですよね。
しかし相手は、
- 病気なの?
- 傷つきやすい人達ってこと?
- これからどう接していいかわからない
- 配慮してってこと?
というように感じてしまうんですよね…
突っ込んで色々聞いてくれる間柄ならいいですが、
そうでないなら、これは繊細な問題なのかもしれないと相手に思われて、誤解をうんでしまう恐れがあるということです。
また、人にHSPの特性ゆえに迷惑をかけるかもしれないと心配な場合は、困り事を具体的に伝えておくのがオススメです。
困り事は人によりますが、例えば、
- 大きな音にビックリしやすいので、ビックリさせるくらいビックリしていたらすみません
- 緊張すると早口になるので、もし何を話しているかわからなかったら聞いてください
- 冷房の風が直接当たるのが苦手なので、席を移動してもいいですか
などなど。
内容は人それぞれですが、具体的に困り事を伝えるのは、大事なことだと思います。
2.HSPは自己理解の入口
このように、HSPは自分で自分を理解するための概念であって、人に言うものでは無いと私は思っています。
※HSPの当事者間や、親しい人に打ち明けるのはいいと思います。
また、HSPと言っても本当に様々な人がいます。
- HSSのあるなし
- 内向型
- 外交型
- 育ってきた環境
- 出会ってきた人たち
これらがすべて同じ人なんて存在しないですよね。
だからこそ、HSPという気質を持つ自分はどんな人間なんだろう?と自己理解を深めていくことは、
自己否定から解放されて楽に生きていくための入口だと思います。
自己理解のための方法はこちらの記事をご覧下さい。
3.まとめ
今回は、自己否定を減らすために「HSPだから」と自分が自分に言う場合には、甘えではない。
人にHSPと伝える際は注意が必要というお話でした。
これはHSPに限らず、男女間や、家族間でも同じだと思うんですよね。
相手と自分は違うと線を引いて、
その上で「自分ならこう伝えれぼわかるから、相手もきっと分かるだろう」と終わらせないで、
具体的にどう思っていて、どうして欲しいのか伝えていく、
これだけで些細な誤解で亀裂を生んでしまうことなく、人間関係はだいぶん楽になると思います。
1人で思い悩む人がいない世界になっていくことを願っています。