HSPのチェックリストの中にもある【正義感が強い】この正義感ゆえに、
事件のニュースを見たり、身のまわりの人間関係で怒りが湧き上がってしかたない、
こんな経験はないでしょうか?
私はよくあって、自分の身に起きたことでもないのに、怒りが収まらなくて眠れなくなるということもしばしば…
なんでここまで?と自分でも疑問に思ったので、今回はこの正義感について深堀していきたいと思います!
1.HSPの当事者研究⑥正義感が強いのはなぜ?
1-1.怒りが収まらなくなるのはなんでだろう?
まず、怒りが収まらなくなる状況を考えてみたいと思います。
よくあるのは、ニュースを見ていて、誰かが酷い目にあった時ですね。
- 被害者は今どんな思い出過ごしているんだろう。
- これからどんな気持ちを抱えていきていくんだろう。
- なんでそんなことするの。
- そんなことされたら相手がどう思うかわからないの。
- なんでそんなことができるの。
そんなことするなんて信じられない!!と言う思いと、被害者の方々のことを思うと辛すぎる…
こんな気持ちが渦巻いて、
- どうすればもう二度とこんなことが起こらないようにできるんだろう。
- 個人個人でできることはないか。
この答えが出るまでは落ち着けない、こんなことがよくあります。
ここから思うに、正義感の強さは、共感力の強さから来るんだろうなと思いました。
相手の痛みはとてもわかるものじゃないけど、思いを馳せてしまうというか。
自分の身に起きたことのように感じやすいのはあると思います。
その結果、怒りが起きてくるんだろうなと感じました。
1-2.偽善者と言われて悩んできた
思い返せば小学生の頃から、偽善者という言葉に怯えていたように思います。
意地悪な友達や、理不尽な先生に怒りを覚えても、何も出来ない自分。
いじめが許せなくて、いじめている子に意見すると、いい子ぶってる、偽善者だと噂される。
子どもの頃は何も出来なかったけれども、大人になったら良くなることをしたいと思って生きてきたのを思い出します。
怒りが起きてきた時に、個人個人にできることは無いのか、考えがまとまらないと収まらないのも、ここから来ているのかもなと気づきました。
2.怒りに捕われてしまった時にどう対処するか
共感力が強いのは、程度の差はあってもHSPの特徴でもあるので、これを無くすことはできないですよね。
でも、意識的にできることはあると思います。
私がやっているのは【これは人のことであって、私の身に起きたことではない】とまず事実を確認して落ち着くようにしています。
境界線を引き直す感じですね。
その上で、何故こういうことが起きるのか、私にもできることは無いのか、ここを考えてみます。
ほとんどのことは、出来ることなんてないですよね。
人間がいる限り、諍いも事件もゼロになることは無いし。
でも、何故こういう事件が起きるんだろう?と考えてみると、
いつも、事件を起こした人の育った環境などが見えてきて、自己肯定感の低さに気付かされます。
そうすると、自己肯定感の大切さを伝えていきたいという思いと、
息子をしっかり愛情を持って育てていくことは、未来の世界に繋がるんだと、自分に出来るレベルのことが見えてくるんですね。
ここまで、自分に出来ることがあるとわかると少し落ち着くことができます。
酷い目にあっている人がいるのに、何も出来ない自分に感じる無力感や申し訳なさも、
共感力の強さから来ると思います。
境界線を引いて、その上で自分にもできることはあるかもしれないという視点で考えてみるのは有効だと思っています。
3.まとめ
今回は、正義感が強いのはなぜなんだろう?について考えてみました。
ここはHSPの中でも、怒りを感じる事柄や、対処法が異なる部分でもあるんじゃないかなと感じました。
ぜひ他の方のご意見も聞いてみたいです!