自己肯定感を高める習慣とは?

今ではよく耳にするようになった『自己肯定感』という言葉ですが、自己肯定感って何?と聞かれると、そういえば、わかるような、わからないような、そんな感じがしませんか?

自己肯定感は、学べば学ぶほど深いものだなと感じています。

今回は、そんな自己肯定感について、専門家の言葉も交えて、ご紹介します。

1.自己肯定感を高めたい!と思った時に習慣的にできることとは?

高木のぞみ
こんにちは。HSPママの高木のぞみ(HSPmama_mibuki)です。

自己肯定感とは、簡単に言うと「私は私のままで大切な存在だ」と思える気持ちを言います。

これは、

  • 自分は〇〇が得意だから
  • こんなに頑張っているから
  • 人の役にたっているから

だから『生きてていい存在だよね』というように、生きていることに対して条件がいる気持ちではありません。

いい所も、ダメダメな所もひっくるめて、私は私でいいねと思える気持ちを言います。

1-1.自己肯定感は心の浮き輪

自己肯定感を提唱された高垣忠一朗先生は、自己肯定感を心の浮き輪のようなものだと、とてもわかりやすい表現をされています。

以下、子育てハッピーアドバイスで有名な明橋大二先生の本からの引用です。

自己肯定感というのが、どうしても抽象的で、イメージしにくい、という人があります。

そういう人に対して、臨床心理士で、元立命館大学教授の高垣忠一郎さんは、自己肯定感のことを、「心の浮輪」のようなものだ、と言っています。

海水浴やプールで遊ぶとき、浮輪があれば、水面に楽に浮くことができるし、

浮いたまま、友達との会話を楽しんだり、リラックスして寝たりすることもできます。

ところが、浮輪がないと、浮くことにまず多大なエネルギーがいります。

常に手足を動かしていないといけないし、ちょっとでも手を休めると、沈んでしまいます。

人と会話もしにくいし、ましてや、そのまま寝てしまうなんてことは、とてもできま
せん。

浮いているということだけで、すでに相当エネルギーを消費しています。

そのうえに、例えばビーチボールで遊ぶとなれば、ものすごく疲れます。

ところが浮き輪がある人は、浮くことに対してはエネルギーは必要ないので、ボールのやりとりもわりと楽しめます。

そのように、自己定感の低い人は、ちょ
うど浮き輪を持たない人のようなもので、

ふつうに生活するだけで、ものすごく神経を遣います。

ある意味、本来は使わなくていいエネルギーをたくさん使っている。

自分はいい子でないと人から嫌われるのでないか、自分がちょっと失敗したらもう存在価値を失うのではないかと、常に不安で、

それを必死でカバーするために、ものすごい努力をしています。

だから疲れやすいし、しんどくなりやすいです。「生きづらい」のです。

あるいは、キレやすいともいえるかもしれません。

そういう人が、自己肯定感が育ってくると、存在信を持つこと自体にエネルギーを費やさなくてもよくなるので、とても生きるのが楽になります。

「生きづらさ」というと、なかなかピンとこない人もあるかもしれませんが、浮き輪なしに人生を泳いでいくことを考えると、少しイメージがわくかもしれません。

引用:明橋大二著『 3~6歳の子育てハッピーアドバイス』

2.自己肯定感を高める習慣的にできるトレーニング2選

自己肯定感が生きていく上で大切なものだと少しわかって頂けたかなと思います。「そういえば自分は自己肯定感が低い気がする…」と思われた方も少なくないのではないでしょうか。

自己肯定感は子供の頃に育つものだから、大人になるまでに育てられなかった自分はもう手遅れだ…そんな風な言葉もたまに耳します。でも大丈夫です。自己肯定感は、今この瞬間から、自分自身の手で育てていくことができるからです。

自己肯定感を高める方法はたくさんありますが、私が試してきたことで、効果的だったものを2つ簡単にご紹介します。

2-1.褒め療法

名前の通り、自分で自分を褒める方法です。療法と言っても難しいものではなく、些細なことだとしても、自分のできていることを一つ一つ認めていくことです。

例えば、

  • 朝起きれた
  • ご飯を作れた
  • 洗濯ができた
  • 子どもと遊べた

などです。

そんなことでいいの?そんなことで本当に効果あるの?と思われたかもしれませんね。自己肯定感が持てない人は、習慣的に自己否定をしてしまっていることが多いです。

ですので、こうして【出来ていること】に注目していくことがまず大切になります。

そうは言っても、できていることなんてないんだけど…褒めるって苦手という方には、twitterで『 #褒め療法』と検索してみてください。

たくさんの方がtweetしているので、まずは人褒め言葉を参考にするのも一つの方法です。

2-2.リフレーミング

リフレーミングとは、物事を違う角度から捉え直してみることです。例えば、体が辛くて1日何も出来なかったと落ち込んだ日があったとします。そんな日を、「今日は何も出来なかった」と捉えるか、「次の日に備えてゆっくり休めた」と捉えるか、だいぶん印象が違いますよね。

今、自己肯定感がもてない‍人は、前者の捉え方をしがちです。でもこれは、そう捉えるあなたが悪いのではありません。そう捉えざるを得ない環境にいたり、人によっては幼少期から、周りの大人達にそう植え付けられて育ってきたということもあります。

ですので、すぐには難しいですが、今日から、少しずつ捉え直しをしていくことで、生きづらさが少しずつ少しずつ、良くなっていくと思います。

この2つとも、簡単にできるようになるものではありません。ですが、ちょっとずつでもやっていくとどんどん上手になっていくので、おすすめしています。詳しくは、それぞれ別の記事にまとめたいと思います。

3.まとめ

自己肯定感は、種をまいた草花が1日で花が咲く、ということがないように、一瞬であがる!というものではありません。

草花でいうと、

  • 種を植え
  • 雑草をとり
  • 水や肥料をやり
  • 日当たりを気にする

などの手入れを日々やっていく中で、きれいな花を咲かせれくれますよね。

それと同じで、毎日のほんの少しの積み重ねで、習慣としてやっていく中で、育てていくことができます。

時間は確かにかかりますが、高垣先生の例えの通り、心に浮き輪があるか、ないか、それだけで生きづらさは全く違います。

今日から一緒に育ててみませんか?

このサイトでは、引き続き、自己肯定感を育てるにはどうしたらいいのか発信していきますので、

またぜひ遊びに来てくださいね!

【参考文献】

明橋大二著『 3~6歳の子育てハッピーアドバイス』

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